2017年12月18日月曜日

12月は「寄付月間」と言うけれど


あの燃えるようなトウカエデの街路樹も今は葉が落ちて淋しい限りです。
葉をかき集めているあの女性や、シルバー人材センターの人たちに「これがお金だったらね~」と声を掛けると笑い声が帰って来ます。
その葉っぱも歩道からは殆んどなくなりました。

さて、今月は「寄付月間」と言うことだそうで、私も月初めの新聞の社説で知りました。
この「寄付月間」は民間団体の活動を、政府が閣議決定したもので、まだまだ日が浅いのです。
新聞各紙や他のメディアから聞こえてくるのは、「寄付文化の醸成」という表現。
欧米に比べ日本人は寄付は文化ということに馴染んでいないという論調が主流です。
私に言わせると、とんでもないことで、例えばアメリカ人が文化として捉えているようには全く思えません。丁度今頃、アメリカ人たちは国税局へ確定申告を提出する作業に追われているでしょう。
この確定申告の控除項目に「Contributions」という項目があり、制度が日本のそれとは全く異なっています。第1に、該当する項目が金銭だけではありません。不動産から絵画まで幅広く認められています。市の図書館に絵画を一枚寄付すると、それを金銭に換算して領収証が貰えるのです、第2に、所得額別に寄付金控除の上限枠が定められています。領収証に当たる小切手の中から、警察のチャリティバザーや、消防団の寄付まで該当するのです。
要するにシステムが異なるのです。
「文化」と捉えるか、「税制上のメリット」と捉えるかという根本的な所が違うのです。
文化=お賽銭と同じに考えて、「欧米に比べて日本人は」と論じるのは大間違いと私は思います。
制度が良ければ日本人だって寄付しますよ。
一番良い例が「ふるさと納税制度」でしょう。
多摩市のホームページによると「納税制度とありますが、寄付です」と書かれています。
それごらんなさい。
「ふるさと納税」=寄付ならば、日本人だって社会問題だと言われる程多くの人が参加しているではありませんか?総務大臣までが「制度設計の見直し」と言うほどなんですから。
繰り返すようですが、寄付は「文化」では無くて、集めるための「制度」なんです。
税金で納めるか、個人が特定目的のために寄付をして控除を受けるかの違いでしょう。

さて、私たちの町の寄付、すなわちふるさと納税はどうなっているのでしょう。
市のホームぺーに掲載されているのでご覧になってみて下さい。
私が試算したところでは、
平成27年度 総額10,610,009円 世帯当たり 約153円
平成28年度 総額12,389,683円 世帯当たり 約176円 前年比15%増
なんとか世帯あたり300円にならないもんですかね~、皆さん。
最後にもう一度、寄付は文化ではありません、制度です。

葉っぱがお金になるように、ぽんぽこ狸が出て来て欲しいな~。